おなかいっぱいロマンチック

沼尻竜典＆トウキョウ･モーツァルトプレーヤーズ　46th
TMPが贈る「沼尻竜典のピアノ・コンチェルトシリーズ＆ファンタジー」

沼尻竜典（ピアノ、指揮）
トウキョウ･モーツァルトプレーヤーズ（管弦楽）

モーツァルト：ピアノ協奏曲 第１番ヘ長調K.37
リヒャルト・シュトラウス：メタモルフォーゼン
ラヴェル：マ・メール・ロワ

ＴＭＰ46回目の風のホール定期では、沼尻さんの弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲、そして20世紀に生まれた珠玉の作品を２曲お贈りします。「メタモルフォーゼン」は、R. シュトラウスがナチス･ドイツ崩壊直前の1945年春に作曲した作品です。美しい自然、街並みが破壊され、古きよき伝統が失われ滅びゆくドイツへの惜別の念が描かれています。ベートーヴェンの交響曲『英雄』第２楽章「葬送行進曲」の主題をモチーフにし、ヴァイオリンからコントラバスまでの弦５部を23部にわけて作曲されたこの作品を、ＴＭＰの弦楽セクションによる演奏でお聴きいただきます。
マザーグース、ペローの童話集等が題材となっている「マ･メール・ロワ」には、ピアノ連弾ほか様々な版がありますが、今回は管弦楽版でラヴェルの壮麗なオーケストレーションをご堪能ください。