ショスタコ祭り
「日露友好ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト」
井上道義（Cond）、新日本フィルハーモニー管弦楽団
ショスタコは好きだけど、演奏する側はもちろん、聞く側もかなり疲れるものだという意識があるので、この１ヶ月でショスタコのシンフォニー全部やっちゃうぜ！という井上道義氏の企みにはかなり驚いた。面白い、そしてばっかでーという気持ちも半分。
この最終公演を選んだのは純粋に日程の都合だったけど、初日比谷公会堂、初井上道義指揮、そして初８番と15番。という初めてづくしに期待も膨らみます。
井上さんの目立とう精神やパフォーマンス過多なところはあんまり好きではないけど、演奏はその印象とはずいぶん違う、緻密で誠実によく考えられたもので好感を持ちました。
ホールの音響の不思議な面白さも相まって（１階最後列だったので、真後ろの扉から外のロビーの足音や物音が全部聞こえるのには辟易したけど、ステージから遠いのに残響なく近くで演奏してるみたいな音が聞こえた）、あまり経験したことのない面白い演奏会でした。
来年の３月*1には日フィルで広上先生が大好きな12番をやるそうです。絶対行く。
*1:追記：2008年７月でした・・・
