ノスタルジック。

redsmoke2007-03-22


今日は特別選抜入試の手伝いで大学へ。
卒業してもう学生証もないのに入れるのかなーと心配してたんだけど、なんなく入れた。


相変わらずの控え室番なので読んでなかった本を読み進める。
計らずもタイムリーな感じに。

卒業 (新潮文庫)

卒業 (新潮文庫)


3時間ほどで仕事は終わり、誰もいなくなった教室を受験生の忘れ物などないか見回る。
イスの位置を直したり、黒板を消したりしてるうちに、なんだかもぞもぞした気持ちがわきあがってきた。
この教室では、学部のときは道徳などの授業を受けたり、合唱の授業でパート練習をしたり、院に入ってからはオペラの自主練習なんかにも使ったっけ。この教室を使うという日常が、もうこれからは稀有なことになるんだ。
なんか寂しいような、もっと通いたいような、でも6年も大学に通えたことが嬉しいような。
新校舎でやった修了式では感じなかった「卒業」という実感が押し寄せてきて、なんだかノスタルジーな気持ち。
後ろ髪をひかれつつ、教室の電気を消した。


売店移動にともなって3月末で店を閉じるという売店のおばちゃん(元喫茶のおばちゃん)にも、お世話になりました、お元気で、って言って大学を出た。
6年間お世話になりました。さよーならー。