戦争のはじめかた

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有楽町シネカノンにて。
物騒なタイトルだけど、戦争映画ではありません。
東西ドイツ冷戦中に、戦場にも出ず、ヤクに溺れちゃったダメソルジャーたちの話。
どっかの映画祭で絶賛を浴び、全米公開も即決まったが、その翌日があの9.11で、全米公開が5回も延期になったっちゅー曰く付きの作品だそうです。
まぁ全編、毒とヤクと駄目のオンパレード。


マイラブ★ホアキンは主役で、頭が良くて弁が立つけど、体制を馬鹿にして金もうけのことばっか考えてる不良軍人。
今まで純粋でちょっとおバカな役が多かっただけに、最後まで違和感。。。
上手くないわけじゃないんだけど、なんか、救いようのない悪さなもんで。
他の出てくる人も、みんなみんな悪い人ばっかり!
なんか後味すっきりしない感じ。
面白いの?つまらないの?どっち!?みたいな。
ブラック・ジョーク的なシーンもいっぱいあって笑ってる人は多かったけど、あたしは笑えなかった。
あたしの今の精神状態では、人がいっぱい死んでそれをギャグにしちゃうってのは無理。
やっぱりどこにも良心のない映画は辛いわ−。


まー、ビデオで見るぐらいならいいんじゃないですか。
映像的には爆発も安っぽくなかったし、戦車がいっぱい出てくるし、お金かかってるのかな?って感じ。
ツレの感想は「色々盛り込みすぎ」だそうです。


ホアは次の消防士さんの映画に期待しよ。トラボルタも出るし。
しかし、これ、制作年(2001年)でいうと「サイン」の前なんだね!
それを思うとホアの器の大きさを感じずにはおれない(評論風)。


有楽町ビックカメラ上の映画館は、綺麗で席もゆったりで良かったです。