劇団四季「美女と野獣」

@四季劇場 夏

以前、歌の先輩から「セットも衣装も映画そのものですごいよ」とおすすめしてもらっていたので、今回、新劇場の杮落しということで東京で見られることになって、すごいわくわく。前から10列目ぐらいのど真ん中の席でした。


ほんとに先輩の言う通り、映画の世界観がほとんどそのまま!って感じ。
光線ピカピカー!花火バーン!セットのからくりも沢山!すっごい!
でも映画にはなかったベルとお父さんの歌とか、酒場のシーンでのビアマグダンスなど舞台ならではのシーンも満載で、そのバランスがいいなって思った。
なんとなく役者さんの演技もわざとアニメっぽくしてるのかな?動きとか声のトーンとか。
最後の野獣から王子に戻るシーンはどうなるんだろうって思ってたけど、これもかなり映画に忠実でびっくり。あれどんな仕掛けなんだろう?


キャラの中ではルミエールとコッグスワーズ、ルフーがよかったな。あとガストンも!びっくりするほどのアニメ再現なの!あの髪型www
ガストンに関しては、映画よりもっとチャラいというかウザイというか、映画のガストンに感じる自分勝手な極悪さはあんまり感じなかった。でもそれが他のキャラクターともよく噛み合ってて、悪役なんだけど嫌いになれない魅力があってあたしはこっちのガストンの方が好きかも。ルフーとのデュオも、悪徳医者とのトリオも歌上手!
長身に美声でベルへの想いに悩みまくる野獣(もふもふ)も可愛かったです。内股キュンキュンする。


全部でたぶん3時間近くあったのに、全然長く感じなかった。
ひとつ気になったのは、日本語への訳詞が変なの。そんな言葉使う?っていうような文語体だったりして、あまり耳にスッと入ってこない。あれは機会があったら変えてほしいと思った。
とはいえいろんな仕掛け満載で、どのキャラクターもかわいくて、大人から子どもまでみんな楽しめる舞台でした。機会があったら、今度は安い席でもう1回観に行きたいな。
新劇場は、ロビーと客席の足元が狭いのがちょっと。特にロビーの狭さは、休憩時間に居場所がなくて外に出ざるを得ないし、グッズ売り場もぎゅうぎゅうで買いたくても諦める人続出だと思う。せっかくかわいいグッズいっぱいあるのにもったいないなぁ。