12時頃大学へ行ってソルフェ科のりえちんの修論アンケートに参加、それから6時間院部屋にこもってプログラムノートを書いた。
父のVAIOノートを借りてったので慣れないフィンガーマウスにイライラムキーしつつ、学校だと他にやることもないから結構はかどって、第1課題(ドイツもの)の80%は書き上がった。第2課題の方が書きたいことはあるので、あと半日も費やせばできる気がしてきた。


それにしても、書いている間、何度も何度も自分のボキャブラリーの貧困さに絶望する。
大して大事な部分じゃない語尾の処理に10分も考え込んだりとかするんだから。それも細部にこだわってるんじゃなくて、バカみたいな表現しか浮かばないから仕方なく。
スラスラと何でも思ったことが書ける人が本当にうらやましい。
昔はもうちょっと(あくまでもちょっと)文章力があった気がするんだけど、年々書けなくなるし喋れなくなる。
どうしたら改善されるだろう?


18時からコレペ、苦手なモーツァルトのアリアを持って行き続けて2ヶ月目ぐらい、先生の指導でかなり歌い方が整理されてきた。
こちらももうちょっと。修士では歌わないんだけどね。


先生に「良いお年をー」ってご挨拶したら、杉並公会堂で明日の第九のオケ合わせ。
指揮は沼尻竜典さん。
大学4年のまさにこの時期、第九を振る姿と作り出される音楽のファンになってから早3年、正確には憶えてないくらい彼の指揮する音楽を聴きにいったけど、舞台の上で向き合うのは3年ぶり。
6時間も慣れない頭を使ったせいでぼーっとしてたのだけど、合唱のスタンバイの間、ピアノを弾きながらソリストと合わせをする沼尻さんを見た瞬間、血が沸騰するぐらいの興奮をおぼえた。ああああかっこいい!ピアノ上手い!メガネだし!
それからはもう完全なミーハー状態ですよ。1秒でも見逃すものか!とひたすら姿を追い続けて目が乾いた。
もちろん歌はちゃんと歌いましたけど。目の前50センチにソリストがいるから、音程もいつも以上に気をつけて歌わなきゃいけなくて、なんか疲れた。
沼尻さんの第九はパワーでもってくコバケンさんのと違って、細部にこだわる丁寧な曲作り。テンポも遅めであんまり緩急つけない感じ。革新的ではないけど、安心して聴けるというか、シンプルで気持ちいい。
今日は4楽章しかやらなかったから、明日の本番で1〜3楽章を聴けるのがほんとに楽しみ。あんないい席で聴けるんだもん、お金払ってもいいぐらいだよ。


オケ合わせは40分ほどで終わって、興奮冷めやらぬまま
「身体のフォルムがかっこいい」
「妻がだめなら養子にして欲しい」
「1週間黙ってただ見ていられる」
「(前より痩せてたね、ノロウィルスで具合悪いのかな、という話題に)看病がしたい。元気でも別にかまわないから看病させてほしい」
等々の馬鹿発言を友達に冷笑されながら帰宅。
ラッキーアイテムは赤い飲み物、ということで氷結のいちごのやつを買って飲んだ。甘過ぎなくて美味しい。