ちょっと丁寧に書いてみようかな

第九1日目終了だす!
日本フィル 歓喜の「第9」特別演奏会2006
チケットは早々に完売だったらしい。
ほんとに芸劇の3階最後列まで満員のお客さまだった。あんなの初めて見た!すごーい


朝10時半集合で12時からGP*1だったから、身体がなかなか起きなくて辛かったのだけど、今年も院生特権で一番前で歌わせてもらえて嬉しい!
あたしはテノールとアルトとの境目で、ほんの30センチ前にはバスソリストの青戸さんの頭が・・・
第九はオケの人数が多いので、合唱のスペースが狭いのです。
GPの4楽章では勢いつけて立ったら、ソリストのイスを思いっきり蹴ってでっかい音をたててしまった( ̄Д ̄;;
オケとの距離も近いので、ほとんどオーケストラの中で座って聴いているような感じで、すっごい楽しいの!1〜3楽章聴いてても全然眠くならない!
特に大好きな木管楽器ファゴットオーボエクラリネット)のアンサンブルがダイレクトに聴こえて、酔いしれていました。
日フィルさんのホルンとオーボエは、ちょっと他のオケでは聴いたことがないぐらい上手いし素敵だよ。一聴の価値有り。


コバケンさんの第九は情熱的でちょっと演歌チックな独特のコブシがはいる。
ベートーヴェンの解釈的には良いかわからないけど、日本人にはしっくりくる演奏なんじゃないかなー(演歌だから)。
指揮者合わせやGPのときも、歌詞の意味を前面に出して表現するよう言われた。それはほんとに大事なこと。
作り出す音楽の好き嫌いはともかく、彼の音楽では「伝える」ことが最優先されているなーと思った。
心では思っていても、それを表現して聴衆に伝わらなければ完成しないのが、あたしたちのやっている「音楽」。
それを実現するには知識と技術と集中と情熱が必要なわけだ。
最近は知識と技術にばっかり目が向いて、情熱を忘れてたなぁ。
大観衆の拍手と一緒に大事なことを思いださせてもらった演奏会でした。

ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱付」

ベートーヴェン:交響曲第9番 「合唱付」

これ去年の録音かな。去年も3回歌ったのに、合唱うちじゃないんだ・・・


さて明日は沼尻さんのオケ合わせー!!テンション上げていこー

*1:ゲネラル・プローベ。本番前の通し稽古。ホールの響きや、音のバランスなどをみるためにやるみたい。