そして


水玉ちゃん(これかわいくない?)と合流してランチ。
水玉家の家事の理不尽*1について話してたら、帰宅したら母にそっくり同じことを言われてびっくりした。


バイバイして初めての東武東上線に乗り、バスに乗り換えて、KZ先生の家へ。
シュトゥットガルト国立歌劇場の言語コーチをされている、ギゼラ・プファイル先生の講座を受講するため。
初めての場所だったので相当余裕を持って行ったのは確かだけど、着いたらまだ前のグループの人たちの講座をやってて、先生もあたしも???状態。
聞けば、最初は2時から予定してた午後のレッスンを3時からに繰り下げたのが、連絡があたしにだけ来てなかったらしい・・・あーじゃあ出直します、とバス通りまで戻って近くの喫茶店で時間を潰した。


3時にもう一度行くと、声楽科の子ばっかり全部で9人ぐらい来ていた。みんな顔見知りの感じ。
Sound of musicのMariaをもう少し年取らせたみたいな、飾りっけがなくて姿勢の良い、とても60過ぎには見えない先生は、ほんっとに朗らかでパワフルでハツラツとしている。
前のグループでも3時間レッスンした後なのに、身体のほぐし方から喉の緊張の取り方、呼吸法、発声法、発音まで、身体を動かしながら、ときには一人ずつ丁寧に教えてくれた。
笑うのは横隔膜を鍛えるにもいいのよ〜〜とか言って、先生自身もケラケラとよく笑ってたのが印象的。


発音なんかも、舌の形を図解したプリントをくれて、ドイツ語の[P]はこう、でもフランス語やイタリア語の[P]はこうなのよ、と比較しながら教えてくれる。先生はドイツ人なんだけど、イタリア語、フランス語、スペイン語、英語ができるので、それぞれの違いがご自分でもよくわかる。どうしても多言語に接する声楽人には、そうやって違いを教えてもらえるととっても理解しやすいので、ありがたかった。
最後、ちょっと時間が余って、何かやりたい曲ある?って聞かれたんだけど、今日は何も曲を持ってなかったので残念だったー。昨日までは楽譜持っていこうと思ってたのに、朝早かったから忘れてた・・・
そのかわり苦手な子音に響きをのせる方法なんかを教えてもらえたんだけど。


3時間びっちりの講習が終わって、あたしなんか3時間姿勢を保ってただけでもへとへとなのに、先生はピンピンしてた。
すごいわー。
家に帰って母に先生の話をしたら、ああそういうおばあちゃんを目指すわ、って言ってた。
うん、そうして。っていうかそうなる気がするわ。

*1:自分が食べた皿が1つもないのに洗えと言われる