なんでモーツァルトはああなのか。
ああもう、なんだか悔しい。

あたし、モーツァルトが苦手なんすよ。
パラパラキラキラしててフワフワしてて明るくて、悲愴感のないところが。
なのに、いざちゃんと聞いてみると、素晴らしいんだ。

水曜の西洋音史のレポートのテーマに、食わず嫌いしてたMのオペラを選んでみた。
家ではCDを聞き、電車では解説本を読み、学校では映像を見た。今までになく真剣に取り組んでみて、これでも好きになれなかったら仕方ねぇ、って思ったんだけど。

今まで思ってたような技巧的な点よりもずっと、音がすごい、って思った。
あーもう、上手く言えないけどね。天才の一言で片付けるのは簡単だけど。
混じりけのない、至高の優しさ・美しさ、みたいなのを感じた。
ああいうのを甘美、っていうんだろう。


やっぱり認めざるを得ないんだろうなぁ。
200年前の大天才に感服の日でした。