M-1さいご

帰宅してから録画を見ました。
気持ちが溢れてしまって支離滅裂なのでたたみます。


今年は決勝進出者にあまり思い入れのあるコンビがいなかったので、どんなもんだろ?と思ってたんだけど、終わってみて、あぁ最後もいい大会だったなーとホッとした。
漫才っていう形式を踏まえながら、見たこともない笑いを生み出してお客さんを笑わせなきゃいけないのはほんとに大変。そういう意味でM-1っていう大会には、ここ10年で漫才の枠をグッと押し広げた功績があると思う。

今回の中で印象に残ったのは、やっぱり無条件で笑っちゃう雰囲気を作り上げたスリムクラブ!そして上手に1本目のネタがハマった笑い飯、敗者復活から上がってきたばっかりの勢いのあるパンクブーブーは文句なく面白かったし、ハライチの去年と比べての良い意味での熟れ、ナイツの掛け合いの安心感も。
カナリアは、ちゃんとした漫才は初めて見たんだけど(他番組でフリップ芸みたいのやってたよね?)、4分という縛りの中では爆発できなかった感はあるけど、いつまでも見ていたいようなネタ面白かった。
銀シャリアメザリとかテンダラーの漫才を思い出した。本人がすごく楽しそうにやってて「誰もが楽しめる漫才」って自負してるのも納得。ニコニコする。
ピースはね・・・KOCでもピースの評価の高さが一切理解できなかったあたしなので、たぶん今回もダメだろうなぁと思ってたらやっぱりでした。「観客の期待の高さを超えられなかった」って誰かさんが書いてたけど、ちょっとも期待してなくても面白くなかったです。


結果について。
笑い飯優勝は文句なく嬉しい!
でもネタだけで言ったら今回はスリムクラブだったのだと思う。
4分間にどれだけボケを詰め込めるかっていう、最大限に高速化されたM-1の漫才に新しい面白さを投下して、初めましてのびっくり感(オードリー、南海キャンディーズにあったような)も含めて今回の大会を持ってったのはスリムクラブだった。
でも笑い飯はWボケっていう「びっくり」で9年前に大会を「持ってった」人たちで、その後もネタのチョイスっていう部分では当たり外れが大きかったけど、ちゃんと毎年お客さんの期待するものを持ってきて笑わせてくれたので、今回M-1最後の回のチャンピオンが彼らでほんとに良かった。松ちゃんの「獲らせてやりたかった」っていうのが全てだと思う。

今回は審査員も宮迫とか大竹とか、リアルに今の出場者の目標になってそうな人たちだったのが良かったね。特に宮迫が左下のワイプでアメトーークのときみたいにゲラゲラ笑ってくれるのを見てホッとした場面がいっぱいあった。
なんだかんだで毎年審査発表は正座して観ちゃうぐらい楽しみにしてた番組だったので、今回で終わりなのは正直寂しい。M-1のおかげで沢山面白い芸人さんが世に出たし、個人的にもコントより漫才の方が好きなので、いつかまたこういう企画(大会形式じゃなくても)をやってくれて、ワクワクさせてくれたらいいなぁと期待しています。
10年、楽しませてくれてありがとう!