神奈川の日々

先週末、28、29日はオペラ本番でした。
その前の通し稽古等を含めて丸1週間ほど神奈川に通ったので、舞台裏を含めその記録など。
(カメラで撮ったり携帯で撮ったり人からもらったりで、写真のサイズがバラバラで見にくくてすみません)




あたしの鏡前。劇場近くの自販機でウルトラサイダーを発見!
今回は女子は全員同じ衣装。「掃除のおばさんみたい」と最初は不評だったけど、だんだん愛着が・・・
ちなみに今回は男女子供関係なく、こんなメイクをしました。眉を消してゴルゴのような線を入れると、かなり個性が失われて怖かった。


本番1日目はよいこが観に来てくれたので、終演後は中華街へ。
梅蘭」でずっと食べてみたかった梅蘭焼きそばを食べた。
焼きそばは美味しかったけど、それ以外の料理はやたらぬるかったりして、うーんという感じ。


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本番2日目にして千秋楽。
楽屋入り前に中華街の「江戸清」で豚まんを購入。お昼ご飯にも持て余すほどのでかさ(写真撮り忘れた)だったけど、お肉が美味しくて完食。


メイクをしながら、衣装を着ながら、ああこれも最後なんだなぁといちいち切なくなる。
楽屋では大撮影会が始まり、誰かと「写真撮りましょーよ!」って言うと、周りからどんどん人が集まってくる。
全員集合の変顔写真まで撮って、大先輩たちもキャッキャしててかわいらしかった。
小さくなら載せても大丈夫かなー


ヤンキーポーズ

ぶりっこポーズ

全身



本番では、ソリストの方の演技が素晴らしくて、3幕のまだ泣いちゃいけないとこで涙があふれてしまって困った。
奴隷リューが、自分のご主人カラフへの秘めた想いを「私は全てを失います、かすかな可能性への希望さえ」と歌うときの切ない声と、それを聞いているカラフ福井さんの表情ったらもう・・・
この日初めて、リューが刺されたシーン*1で心からの「ああっ!」が言えたと思う。


あっという間にフィナーレが来てしまって、一語一語に心を込めて最後の合唱を歌いきると同時に沢山の拍手とブラヴィをいただけて、ほんっっとに嬉しかった。
幕が閉まってみんなの顔を見たらみんな口々に「感動したー」って言って、目に涙を浮かべてる人もいっぱいいて、ああほんとにいい舞台だったんだなって。


***


終演後はびわ湖のときと同じように、出演者スタッフでプチ打ち上げ。

 
拡声器で挨拶する指揮者沼尻さんと、演出家粟国さん。

びわ湖のときのように、またいろんな方と写真を撮っていただいた。
偶然にも沼尻さんとお喋りする機会を得たり、終演後のテンションとビールのアルコールでもうわけわからない興奮状態になってて、あまり記憶がないっす・・・
確か沼尻さんとは大学時代に出た第九の前プロで武満の何を歌ったか、みたいな話をして、そのうちに沼尻さんが「翼」を歌いだして、あたしも一緒に歌って・・・ああもうなんかやたら幸せだったよ!!!!!ええ!


30分ほどで会場を抜けて、家族の待つ中華料理屋さんに合流して、豪華コースを食べ紹興酒を飲んだ。

1人1フカヒレ
帰りは父の運転でゆったりと。


車の中でも正体不明の高揚感にずっとニヤニヤしていた。
ほんとに幸せな日でした。マル。

*1:今回の演出では、リューが自害するのではなく、トゥーランドットの近づいて行って衛兵に刺される(自ら死に向かう)という解釈だった