でんでんむーしむし

本選後は祖母、母、伴奏者のちえちゃんと4人で焼き肉を食べ、久しぶりのアルコールの心地よさに浸った。
ちえちゃんも小柄なのによく食べ、よく飲む子なので、二人で壷に入った梨マッコリを15分で空けた。


次の朝起きたら思った通りだるだるだったんだけど、先生に頼まれた後輩の仏語ディクションレッスンの約束をしていたので大学へ。
ミストサウナに浸かってるみたいにあっつい日。
全身から立ちのぼる日焼け止めの甘ったるい香りが嫌。


大学図書館のカードを更新しようとしたら、1000円の証紙を買ってこいと言われ(卒業生年間1000円は高いよねぇ・・・)、遠い本校舎まで歩いて行ったら証紙の自販機に硬貨しか入らず、イライラする。両替機ぐらい置いとけ。ていうか図書館で証紙を売れ。学校のこういう非合理的なところが大嫌いだ。


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ぼんやりとしながら都立大学駅へ。
ジャーマンフェスで出会ったおじさんプレゼンツの「ろうそく狂言」鑑賞会。
http://www.persimmon.or.jp/details/20080705.html
待合せ時間に着いたら女子はあたししか来てなくて、水玉ちゃんはバイトが伸び、桃ちゃんは日曜日と勘違いしてバスを逃すというとてもらしい理由で遅刻だった。
バス停で「あれ、私今日ブランチ見たよね・・・」って土曜だってことに気づいたんだって。かわいい!


狂言は生で見るのは初めてだったんだけど、びっくりするぐらい面白くてゲラゲラ笑ってしまった。
言葉も普段から割と歌舞伎とか見てるから問題なくわかったし、ひとつの演目がちょうど良い長さで飽きずに見られた。
特に萬斎さんがシテをやった「蝸牛」なんて、何これラーメンズのコントじゃないの?と思うようなテンポ感とシュールさ、最後はなんかわかんないけど巻き込まれて笑ってしまうおかしさで大爆笑。
会場の外では小学生の少女たちの中で「蝸牛」に出てくる「でんでんむーしむし♪」が大流行していた。


あたし、狂言って漠然とオペラブッファみたいに能の幕間劇が独立したものだと思ってたんだけど、そういうわけでもないみたい。
狂言 - Wikipedia


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駅近くの居酒屋でご飯。
朝から引き続きのだるさでぼーっとしていてあまり話ができなかった。ちょっとしたことが気になってイラッとするので、今日はあんまり打ち解けてない人と飲むには良くない日だったなーと思いながら飲んでた。
途中テーブルの離れてた水玉ちゃんと隣になって喋りだしたらなんかすっごい楽しかったけど。
今日求めてたのはこっち飲みだったんだなー。
早く心行くまで飲もうね