旅記

とりあえず、金曜の本番はボロボロだったのですよ。自分的には。
実際は１週間前ぐらいから喉の疲れのせいか高音が出にくくなってて、当日も体調は悪くないのになんだかうまく歌えなかった。
一応、表現だけは諦めないように歌ったつもりだけど、自分の手応えとしては１００点満点で３点ぐらいの出来。
今まで長く勉強してきた曲だっただけにとっても悔しい。自分にがっかりした。

でも、わざわざ東京から駆けつけてくれてリハにも立ち会ってくださった歌のS先生も「がんばってたね」って言ってくれたし、ピアノ部門のオブザーバーで有名な現代曲ピアニストのF先生が「音域の広い曲をよく歌ってた」って講評してくださったのは素直に嬉しかった。
両親や、大阪在住の中友カオリと彼、母のいとこのHさん、おばあちゃんとそのお友達など、いろんな方が遠いところまでかけつけてくれたのも嬉しかった。
今回のことでちょっと凹んだので立ち直るには時間かかりそうだけど、次にむけてまたがんばっていこうと思う。おー。

演奏会前の授賞式では、ガラスに名前が彫られた立派な盾や、名入りオルゴールや、賞状などをいただいたよ。
ホールの地下のビヤレストランでごはんを食べて、電車で京都のホテルへ。
お風呂に入って、テレビでやってた新国オペラのカルメンを見ながらうとうと。身体はへっとへとなのになかなか寝付けず、朝も６時頃に起きてしまった。

土曜は、伴奏者のちえちゃんと一緒に、父の運転で奈良観光。

浄瑠璃寺（素敵なお庭と９体の仏様）
→円城寺（運慶作の大日如来、そして大雪！）
→奈良ホテルでお昼ごはん（フレンチ☆）
→入江泰吉奈良市写真美術館
→春日大社（今年３回目の大吉！）
→鹿とたわむれ
→京都に戻って八坂神社
→都路里（和パフェ）
→よーじや（まあ一応定番なので）
→四条河原町をぶらぶら
→木屋町のパパ行きつけ居酒屋で夜ごはん

いやーよく動いた！
Index of /~naracmpは、奈良の写真をひたすら撮った写真家さんの奈良の写真のみの美術館。改修工事中で入場無料だった☆
子供達が遊ぶんでる里の風景の奥にちっちゃく法隆寺の五重塔が見える写真が何枚もあったり、神社仏閣だけじゃなくて奈良のまちが好きなんだろうなぁという感じ。
後半のカラーの写真で、空が不自然に思うぐらい不思議な色をしてて、えーこれって異常気象のときに撮ったのかな、と思ったんだけど、その日の帰りの車から見た広い夕焼け空が全く同じ色をしてて、あれは奈良の日常なんだってわかった。
建物は黒川きしょうさん設計なんだって。

夕飯はパパがDanchuで見つけたという狭いお店で、カウンターでおばんざいや肴をたくさん食べたんだけど、全部美味しかった。
梅酒のお湯割を頼んだら、でっかいタンブラーになみなみ出てきて、こういう店大好き！
12時近くにホテルに戻って、お風呂入って横になったとたんに爆睡。