クリムト

http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id325323/


上記頁の作品解説にもあるとおり完全なる「ファンタジー」であった。
作品礼賛映画や伝記映画だと思って行くと、あるようでないようなストーリーに混乱し、ついていけなくなる可能性大。
あたし自身、あまりクリムトの情報がないまま見にいったせいもあって、どこまでが事実に基づいているのかわからなくて、これは妄想?夢?事実?この人は現実にいるの?いないの?と色々考えてるうちにどんどん映画が進行していて焦った。

しかし出てくる女性がもれなく肉感的で美しく、衣装、美術などもクリムトの描く美の感覚に近いものがある。
あまりクリムトの作品の良さを押し出すというか、もっとちゃんと絵を見たい、と思わせるような内容でなかったのが残念。
どっちかというと「マルコヴィッチの穴」を再見したくなった。