今日は音大コンクール声楽部門の予選の日。
結果は不合格でした。
考えてみたら、歌を専門に始めて、初めての大きな失敗だった。


受験者26名、本選出場者5名。
このコンクールは、申込の時にアリア5曲、歌曲5曲の計10曲を提出、予選はその中から抽選でアリア2曲に歌曲1曲の3曲を歌う。
コンクール向きのレパートリーをあまり持っていなかったあたしが、アリア5曲をかき集めるのはものすごく大変だった。
それをコンクール用に作っていくのも想像を絶する作業。目の前に10曲もあると、どれから手をつけていいのかさえわからない。
中には昨夜の時点で歌詞がうろ覚えで、今朝学校へ行くまでの間に必死で覚えた曲もあった。


よりによってそういうのが当たるんだよね・・・


何を言ってもあたしが不合格であった言い訳にはならないので、結果とは関係なく後悔していることを書いておく。


コンクールには「得意な曲」「不得意な曲」は通用しない。どの曲が当たっても、評価をしてもらえるだけの自分の歌、が歌えなくてはならない。
そういう意味で、あたしは過去に時間をかけて練習してきた数曲を除いて、だいぶ勉強不足だったこと。
よりによってその曲がくじ引きで当たってしまい、緊張と不安から落ちついて歌えなかったこと。
喉の調子が万全では無い中、冷静に足りない部分を見極めてそれを補うような歌い方ができなかったこと。
そもそも気合いからして足りなかったこと。
なのにプライドだけは一人前で、結果ばかりを望んでいたこと。


結果発表を見たとき、想像以上にショックを受けている自分がいた。
歌のことで、初めて涙まで出てきた。

友達がくれたメール

凹め〜〜〜 バネは沈まなきゃ弾まねから


何日も引きずるのはあたしらしくない。一晩へこんで、明日は前を見る。約束します。