5/3〜5/4

国際フォーラムでLa foll journee au Japon 2006「熱狂の日


わきこと昼過ぎに集合、想像以上の人出にびびりつつ、まずは屋台のタイカレーで腹ごしらえ。
初日は沼尻竜典さん指揮トウキョウ・モーツァルト・プレイヤーズを2ステージ鑑賞。
5000人規模のホールでコントラバスが2人しかいないオケがやるという、主催者はどういう意図で・・・?と不思議に思うような演奏会だった。
ただでさえあたしにとってモーツァルトは意識が途切れやすい音楽なのに、音が遠くてものすごい集中力を必要とするため非常に疲れた。
その会場が満席だったのもびっくりだけど、慣れていない会場スタッフが楽章間に客を案内しちゃって、沼尻さんがそれを待つシーンがあったりして、ちょっとイライラした。
楽章と曲間の違いぐらい研修で教えとけ!ってあんまり深刻にならない方がいいのかもしれないけど・・・お祭りだしね・・・あんまりいうとだからクラシックは堅苦しいんだよ、とか思われちゃうから・・・


そんな中でTMPは弦の音がぴったりと一本になってて、広いホールでもブレのない演奏はさすが。
シンプルにモーツァルトの曲を紹介してくれるような演奏でした。
特に2ステージ目のob、cl、fg、hrの四重奏コンチェルト(協奏交響曲だったかな)は、ソリの音の伸びやかさといい、素晴らしかったです。


ショップでは、ワインからお菓子から文房具、Tシャツ、CDとモーツァルトグッズが超充実。
カフェスペースではウィーン料理(だったのかな)なんかも食べられるみたいだった。
その中であたしは全然モーツァルトに関係ない、黒い猫が指揮をしてるシルエットのペン立てを購入。
すごいかわいくて、わきこも次の日同じの買ってたw


2日目もまずは沼尻竜典さん指揮のTMPから。
フルートとハープのための協奏曲は前もTMPで聴いたことがある曲だけど、何度聴いてもチャーミングな曲で1楽章からうきうきする。芯のしっかりとしたフルートの音色は、モーツァルトと同じくこの楽器をあまり良くおもっていなかったあたしの目を覚ましてくれたような気持ちです。


次のステージまで時間が空いたので、映画でも見ようと有楽町マリオンへ。時間の関係でクレヨンしんちゃんのチケットを購入。
開演時間まで銀座をぶらぶら。前に水玉ちゃんが銀座でマカロンを食べたと書いてあったのを思い出して、「なんて店だっけ?」とメールできくと即「ダロワイヨ!」と軽井沢から返信が。さんきゅーー!
目指して銀座大通りをてくてく歩く。暑いうえに人が多くてだんだんテンションが下がる下がる(;´д`)ゞ
結局混んでてダロワイヨは断念。
またマリオン側に戻る途中で、コージーコーナーでひとやすみしてから映画館へ。
クレヨンしんちゃんは・・・期待しすぎてたのか、あんまり面白いとは思わなかったなぁ。
ホラー風にしようとがんばってるのはわかるんだけど、盛り込みすぎて話がバラバラって感じ。
ひろしもかっこいいんだけど、感動するほどのポイントはなかった。あたし的には戦国とかおとな帝国の方が面白かったす。
あ、ネネちゃんのうさぎさばきは最高よ☆


夜の公演は歌を2ステージ。
モテットとレクイエム。
モテットは初めて1200人規模のCホールで鑑賞。
やっぱりこのぐらいのキャパが室内オケにはいいんだよね。
オケはちょっと頼りない感じだったけど、ソリストは声もテクニックも表現も素晴らしくて、聞き惚れました。
そうそう、で、このステージで初めてモーツァルト以外の作曲家の作品を聴いたの。
ハイドンのサル?ェ・レジナ ホ長調 Hob.XXIII.b.l なんだけど、これがすごーく良かった!
時代は近くてもやっぱり全然色が違う、厳格で少し暗い音のするハイドンが、ちょっと膨満感気味だった耳に良い気分転換をさせてくれた。この曲歌ってみたいなーと思った。


最後はふたたび5000人のAホールにて、レクイエムで締め。これがまた良かったー
古楽器に持っていた音に膨らみがないような印象も全く勘違いだったし、合唱は余裕の顔で美しい高音を響かせるし、まさに至福のひとときでした。終わったあと、ああ近々レクイエム歌わせてくれるとこないかなーとそればっかり考えてた。あの空間にもう一度居たいよう(*ノωノ)



まだまだ聴きたい!と後ろ髪をひかれつつ、音楽漬けの2日間が終了。