TMP モーツァルト・バースデーコンサート


沼尻竜典&TMP 40th W.A.モーツァルト生誕250年記念
モーツァルト・バースデーコンサート」


三鷹市芸術文化センター風のホール


沼尻竜典(Con)、飯田みち代(Sop)、田部京子(Pf)
トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ


シェーンベルク:室内交響曲 第2番 変ホ短調 op.38a
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365
モーツァルト交響曲第36番 ハ長調リンツ」 他


思えば久しぶりの芸術文化センター。
上記の通り今日はモーツァルトのお誕生日ということで、もちろんメインはモーツァルトなんだけど、その前にシェーンベルクを聴かせちゃうのが沼尻さんらしさ。
シェーンベルクの室内Sym2は、彼の「無調」や「十二音旋法」の取っ付きにくいイメージに反して、とてもロマンティックで世にも美しい曲。特に第1楽章はじわーっとした和音の移行が本当にキレイで、うっとりと聞き入ってしまった。
この曲の第1楽章は今からちょうど100年前の1906年に作曲されたんだって(2楽章までは少し間があるらしい)。


続いては第1ピアノ田部さん、第2ピアノ沼尻さんによるモーツァルトのピアコン。
しかも沼尻さん弾き振りですよ!カッコイー
ピアノがうまいうまいという噂は聞いていたものの、実際に聴くとほんとに上手なの!ウマー!って感じ。すごすぎる。感動する。
田部さんと沼尻さんは使用ピアノも違えばタッチも違って、田部さんはキラキラっふわふわって感じで、沼尻さんはタカタカっパラパラって感じ。それがまるで男女が会話してるみたいに聴こえて面白い。
もともとこの曲はアマデウス君とお姉ちゃんのナンネルの共演のために作られたらしい。
最初に2人が弾いたときももしかしたらそんな風だったのかも?と想像が膨らみます。
曲も、2楽章なんかちょっと不思議な音がするし、3楽章はとってもキャッチーでかわいらしくて、楽しめました。
願わくは、あたしの位置からは2人の背中しか見えなかったので、手もとが見えるような配置にしてもらえたらよかったな。


その後に飯田さんによるモーツァルトオペラのアリアが3曲あって、最後はリンツ
今日朝早かったのと前半がインパクト強かったせいで、後半はぼーっと聴いてた・・・。
辛うじて寝てない、っていう程度で。なので感想は割愛〜


終わったあと外出たら目が覚めるような寒さ。WK子と一緒に三鷹まで歩きました。


ちょっと面白い趣向のコンサートでこのモーツァルトイヤーを開幕することができてよかった。
次はラフォルジュネオジャポンに行きたい。チケット取れるのかな・・