名古屋フィル東京公演2005

サントリーホール
沼尻竜典指揮、ペーター・ザドロ(Per)、後藤龍伸(Vn/コンサートマスター


三善晃;オーケストラのための『ノエシス
ベルヘルト・フンメル;打楽器のための協奏曲作品70
リヒャルト・シュトラウス交響詩英雄の生涯」作品40

(アンコール/ブラームスハンガリー舞曲第1番)


お正月だったのでチケットセンターに電話が繋がらず、ネットで席選ばずに買ったらP席*1に程近い、ステージに向かって左側2列目でした。!stヴァイオリンの上あたり。
今日は音楽聴く気で行ったのに、指揮者の顔丸見えでした(~▽~喜)うふー


1曲目は8分ほどの短い曲で、んー?えーなんか面白いーって思ってたら終った感じ。
客席に三善さん。
2曲目はソロ用パーカッションがてんこもり。両側にマリンバビブラフォン、シンバル、ドラ、タムタム、木魚、トライアングルetc。オケの中にも打楽器いっぱい。
あたしが生まれた頃(1982)に書かれた曲で、オーケストレーションが多彩で、パーカッション以外もいい曲だった。
何かを叩く、ってとても原始的で幼児的な感じがするもので、大きな身体をした人が身体を折り曲げてドコドコ必死に叩いてるのは、なんとなく面白い。大太鼓連打なんてされると、思わず笑いが込み上げてくるんだよー。
たぶんその響きに圧倒されるせいもあるんだと思う。すごいもの聴くと笑えない?


そしてR.シュトラウス
沼尻さんの十八番だけあって、ほんとにもう、すーばらしかったー!
あのべたべたなほど甘い甘い、熟れすぎた桃の実みたいな音楽に包まれると、夢見心地でうっとり・・・45分間、幸せを噛みしめました。


しかし、鑑賞マナーの悪い人が多すぎ!
演奏中に席を立ったり、咳は仕方ないにしても(でもタイミングは選んで欲しい)飴を探すためにかばんをごそごそし始めて、しかも中にスーパーのビニールが入ってるもんだから、ガサガサガサガサ・・・いいかげんにしろ!って思う。
あと、あたしの斜前(つまり1列目)にいたおじいちゃんは、演奏中でも平気で隣の人に喋りかける。で、ちょっと耳が遠いらしくて、声が大きいんだよね。それがまた音が全部消えた時にちょうど喋ってるもんだから、声が響く響く。
隣の人(たぶん連れ)もなんで注意しないの!?って不思議になるぐらいずっと喋ってた。曲途中だったから注意もできなかったし、あたしがハラハラするぐらい響いてたなぁ。


今日がたまたまそういう人が多かっただけなのか、それともいつもそんな感じなのかな。
評論家の平林さんが、マナーの悪い人が近くにいて気になると途中で帰るって書いてたの読んで、それはやりすぎじゃないのーって思ってたけど、今日、気持ちわかった。

*1:ステージの後ろにある席。安い。合唱とかもここで歌う。