初メサイア

三鷹市芸術文化センターにて、沼尻竜典さん指揮トウキョウモーツァルトプレイヤーズの「メサイア」を聴いてきた。
相変わらず支度が遅くて遅刻しそうになって、開演14分前に家を出たのに、思いっきりチャリ飛ばしたら間に合った。近っ


小規模なホールに合わせて、編成も小規模な演奏会。
1stヴァイオリンが6人ぐらい?チェロが2人、コンバスが1人、ファゴットが1人、トランペット2人、、、とかそういう感じ。
ソリストはこの間第九でご一緒した栗林朋子さんとか、うちの大学の研究員の高橋淳さんとか(出るの全然知らないで行ったから、マジびっくりした!)。
開演前には沼尻さんのあいさつあり。
今回、チケット取るのが遅くて前から3列目の通路際だったんだけど、ほんとにあたしの目の前に沼尻さんが立たれまして。どきどきしました(」=ロ=)


実は音大生のくせにメサイア生で聴いたん初めてだったんだけど(CDも予習のつもりでこの前初めて・・・しかもあんまりピンとこなかった)、すごく内容がバラエティに富んでて、丁寧なプログラムの対訳を読みながら聴いていたら、ちっとも退屈なぞしませんでした。(確かに長かったけど)
今までバロックって敬遠しがちだったけど、こういう小規模編成で聴くと、無駄な音がしなくて、弦とか欲しい音がすぅーってきこえてくる感じでとっても沁み入りました。

沼尻さんの指揮は、なめらかで、しかもはっきりとポイントを振られるので、沼尻さんの指先からポン、ポンって音が飛び出してくるみたい。見入ってしまって、その間に曲がどんどん進んでて、わたわたしたりした。
第17曲目にはトランペットが2人、上のバルコニーで演奏して、それが本当に天使のファンファーレが降ってくるみたい。
合唱も年齢層が高くて、若干声が薄い感があったけど、小さくて響きの良いホールなのでそれより響きの美しさが勝ってた。あの速いパッセージを楽々歌えちゃうのが凄い。


しかし・・・あのハレルヤコーラスはどうも恥ずかしい気がする。
最後のティンパニのところとかね、急にお祭り騒ぎでちょっとアホっぽくて。
そういう意味では第九とも繋がりあるかな。
日本人的には、年末はぱーっと騒いで終ろう!ってことなの?

あたし的には最後のアーメンコーラスがとても素敵で気に入りました。
あーあたしも歌いたかったなぁ・・・来年もTMPの第九とかあるなら、出たいって言おうかなー。出してもらえないかなーーー・・・